歯科衛生士を目指しているお子様をお持ちの保護者の方へ
歯科衛生士は一生を通じて出来る仕事です。
国家資格のため安定したスキルが求められており、高齢化社会へ向けて活躍の場を広げています。
就職先は歯科医院や総合病院の歯科を中心として、訪問の口腔ケアを行う福祉施設などへも拡大しています。
虫歯や歯周病予防はとても重要視されており、その支援のため保育園や幼稚園、小中学校、高校や保健所、市町村の保健センターだけではなく企業や介護施設などからも、歯科衛生士の支援が求められています。
歯科助手と仕事内容が似ているようで、全く出来ることが違うのが歯科衛生士の仕事です。
歯科助手は患者さんの口の中に手を入れることが出来ませんが、歯科衛生士は歯科医師の指示により医療行為が行えます。
そのため専門的な知識を取得し高いスキルを必要とする、やりがいのある仕事なのです。
小さな子供から高齢者まで幅広い年齢層の方々と触れあえて、喜びを感じることも多いでしょう。
国家資格のため一生を通じて働けて、結婚や出産でのデメリットを感じにくいです。
ブランクがあると職場復帰に二の足を踏んでしまいますが、都道府県の歯科衛生士会では職場復帰を希望する人のために研修や講習を行っており、速やかな職場復帰が出来るように後押しをしています。
残業がほとんど無いことも働きやすく、家庭を持っても復帰しやすい理由の一つです。
結婚や出産などの人生経験が仕事に生かせるのでキャリアアップが可能です。
女性が手に職を持つことが本当の自立と言われていますが、歯科衛生士は国家試験の合格率も非常に高く、適切な専門学校へ通えばほとんど合格できます。
福祉施設などでは常駐の歯科衛生士が少ないため、今後は求人の増加が見込まれます。
仕事内容は虫歯や歯周病を予防、治療するだけではなく口腔の機能を保ち改善する重要な役目があります。
私たちが話す、食品を噛んで飲み込む、呼吸するなど普通に行っていることは、健全な口腔ケアの上で成り立っているのです。
福祉施設では感染症が問題になりますが、口腔ケアを行うことで大幅にリスクを減らせるのです。
そのため口腔ケアの専門家としての歯科衛生士の仕事は、高齢化社会へ向けてますます重要となります。
寝たきりを防ぐために、口腔ケアに取り組む病院や福祉施設が増えていることからも、それがわかります。
先を見通しても仕事が無くなることはなく、ずっと必要とされる職種であり、安定性については心配が要らないです。